世界のビール・東アジアのメジャービール

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東アジアのメジャービール

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アジアには世界に名をとどろかせるたくさんのビールがあります。アジアにはメジャーなメーカーが送り出すビールのほか、最近はクラフトブルワリーの数も増え、世界を席巻しているクラフトビールムーブメントは、日本を含むアジア全体で大きな盛り上がりを見せています。クラフトビールについては別の機会にたっぷりすぎるほどご紹介しますので、今回は、日本を含む東アジア圏のメジャーなビールを取り上げます。

実は世界一売れているアジアの「あるビール」

世界一売れているビールは、多くの日本人にとっては馴染みのない東アジアのビールです。

人口13億、ビールの巨大市場・中国

jwdetherage / Pixabay

少し古いデータになりますが、2015年に世界のビール売り上げトップ10にランクインした銘柄のうち、1位を含む4銘柄は中国のビールでした。
The 10 best-selling beer brands in the world

中国のビールメーカーはこの年、生産量においても、「アンハイザー・ブッシュ・インベブ」「SABMiller」「Heineken」「Carlsberg」、という世界4大メーカーに次いで5位、6位、8位にランクインしています。アジアというよりも、世界最大13億人以上という人口が引き上げた数字とも言えますが、このランキング9位には日本の「キリンビール」もランクインしており、ビール業界におけるアジアの存在を大きくアピールする形になっています。

These 5 beer makers own more than half of the world’s beer

中国のメジャービール銘柄

では、その売り上げが世界を驚かせる中国のメジャービールをチェックしてみましょう。

青島ビール(チンタオビール)

中国のビールというと、日本でよく知られているのは「TSINGTAO(チンタオ)」でしょう。このビールは2015年の世界ビール売り上げランキングで第2位でした。1903年に生産が開始され、100年以上の歴史を持っています。アルコール度数4.7%。さわやかで飲みやすいビールです。

ハルビンビール

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ハルビンビールは、1900年に醸造を開始した中国で最も歴史の長いビール醸造メーカー。現在は「アンハイザー・ブッシュ・インベブ」の傘下に入っています。2015年世界ビール売り上げランキング第8位でした。こちらのペールラガーはアルコール度数4.8%。現在、日本では正規には販売されていません。

燕京ビール(ヤンジンビール)

2015年世界ビール売り上げランキングで「ハイネケン」を上回る第6位に入った銘柄が「ヤンジンビール」です。1980年に北京で誕生した比較的新しいビールブランドで、お膝元の北京では最も流通しているビールとされています。ピルスナータイプのラガーで、アルコール度数は3.6%。

雪花ビール(SNOW)

並み居る強豪を押さえ込み、2015年世界ビール売り上げランキング1位に輝いたのがこちらの「雪花ビール」です。このビールの一番の特徴は、日本円にして100円をきる安さだそうです。世界売り上げシェア5.4%という圧倒的な数値はこの安さから生まれるとしか言えません。ちなみに2位のチンタオビールのシェアは2.8%ですから、そのすごさを感じていただけるでしょうか。ライトなラガービールでアルコール度数は4.3%。

日本のメジャービール銘柄

日本には大手メーカー生産の、スタンダードな銘柄が多くありますが、今回は4銘柄ピックアップしてご紹介します。おそらくビール党の皆様の多くが納得していただけるチョイスだと思います。

キリンラガービール

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キリンは一番搾りなど数々の国民的ビールを生み出してきましたが、やはりこちらでは「ラガー」です。アルコール度数は5.0%。さわやかな口当たりと軽い苦みの中にも「コク」が感じられる心地よさが魅力です。

サッポロ生ビール黒ラベル

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サッポロ生ビール黒ラベルの前身となる銘柄「サッポロ壜(びん)生ビール」は1957年に販売が開始されました。サッポロは生ビールの醸造技術に関し、競合メーカーに差を付けていたことから、1970年代に始まった、いわゆる「生ビール戦争」をリードしてきました。しかし、1987年のアサヒ・スーパードライの誕生でビール業界の勢力図は激変。サッポロも変化を余儀なくされました。「黒ラベル」は、ある意味アサヒ・スーパードライの登場による産物でもあるのです。クリーミーな泡と麦芽の風味が香ります。アルコール度数は5%。

アサヒスーパードライ

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先にもふれましたが、この「アサヒスーパードライ」の誕生は、ビール業界に激震を与えました。1987年に「辛口」を合い言葉に生まれた「アサヒスーパードライ」。当時、ビール党に衝撃を与えたキレとのどごしは、誕生から30年が経過した今も健在です。世界的にも多くのファンを持つアサヒの看板ビールはアルコール度数5%です。

ヱビスビール

By Mj-bird (Own work) [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons
ヱビスビールは1887年に初めて醸造された歴史あるビールです。ヱビスブランドはその後、戦争を機にしばらく使用されることはありませんでしたが、1971年に復活を遂げました。サッポロは「ビール純粋令」に則った伝統的ビール製法を守りながら、「深いコク」を極めたこの最高品質のビールを造り続けています。アルコール度数は5%。

韓国のメジャービール銘柄

韓国は焼酎というイメージがありますが、ビール市場は年々成長しています。大手は「HiteJinro」と「Oriental Brewery」の2社。これをロッテが追う形になっています。

Hite(ハイト)

By David Peterson (originally posted to Flickr as IMG_1560) [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons
HiteJinroが送り出す韓国ナンバーワンの売り上げを誇るビール。軽くすっきりとしたのどごしが特長です。アルコール度数は4.5%。

OB(オービー)

オービーはOriental Breweryが生産するジャーマンスタイルのビール。アロマホップの風味と爽やかなのどごしが特長です。アルコール度数は4.8%

台湾のメジャービール銘柄

台湾のビール業界は大手醸造メーカー2社がほぼ占有している状況で盛り上がりに乏しい感じがしますが、フルーツビールなど、台湾独自の面白い文化があります。台北などの大都市ではクラフトビールシーンが盛り上がりを見せていて、地元で醸造されたクラフトビールを味わうこともできます。今回は代表的な銘柄を一つだけご紹介します。

台湾ビール

By Yusuke Kawasaki (https://www.flickr.com/photos/u-suke/8677132110) [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons
台湾ビールは、1920年代の日本の台湾統治時代に設立された「高砂麦酒」を母体として誕生した醸造メーカーです。この台湾ビールが生み出す「金牌」は、台湾ビールの定番として位置づけられています。アルコール度数は5%。台湾の気候にマッチした、がぶ飲みできるライトなビールです。

東アジアのビール、大量消費の中国、質で際立つ日本

ラガー
Goumbik / Pixabay
今回は東アジアのメジャーなビールについて見てきました。世界のビール売り上げベストテンに4銘柄を送り込む中国のビール。味わいはともかく、ビール消費世界一という国ですから、このような結果になるのも納得できるというものです。日本は東アジア諸国の中ではビールの醸造の歴史が長いこともあり、「定番」と言える銘柄が豊富です。キリンの「一番搾り」など、今回ご紹介していない銘柄も含めて、質で世界に知られる銘柄が多いことが印象的です。