電動アシスト自転車の最新動向 8 欧米の電動アシスト自転車 The Electric Fat Bike Sondors e-Bike Vera 7 Biktrix Juggernaut Gi FlyBike Riide The Koben

スポーツ

カッコいい! ユニーク! 欧米の電動アシスト自転車

ちょっとうらやましくなってしまうこともあるかもしれませんが、欧米に見られる電動アシスト自転車の数々を見ていきます。

The Electric Fat Bike

“Indiegogo”というクラウドファンディングサイトで実現したファットバイク型電動アシスト自転車です。

「ファットバイク」というのは、マウンテンバイクよりもさらに太い、幅100ミリ以上のタイヤをはいた自転車で、本来は砂浜や雪面のような、ふつうのタイヤではグリップできない場所を走破するために作られました。マウンテンバイクに近い乗り方もできるタイプで、アメリカで人気になっています。

軽さは最初から捨てている車種ですし、上記のようなフィールドを走るうえでは、電動アシストはもってこいですね。

Sondors e-Bike

こちらもファットバイクです。上のエレクトリック・ファットバイクと同様、太くて重く、しかもゴツゴツした接地面を持つタイヤをはいています。そうしますと、どうしても最初の踏み出し、乗り出しは重くなります。が、そこで電動アシスト。驚くほど軽いこぎ出しとのことです。電動アシストは時速約32キロまで働きます。こがなくても走る、いわゆる「フル」の電動自転車になります。さすがアメリカ。

Vera 7

スリムなシルエットとしなやかな乗り心地のクロモリ鋼フレームに革製サドルと、少しばかりレトロスペクティヴなデザインがオシャレな1台です。

外観はレトロですが、電動アシストは時速約32キロまで働き、5Vの電源を供給できるUSBポートを装備、アシスト力はペダリングを検知して自動調整するというハイテク仕様。

街乗りに似合いそうです。

Biktrix Juggernaut

またまたアメリカのファットバイクですが、こちらは2000ドルを切るという触れ込みです。約21万円以下。電動アシストのスポーツ車としては安いと言えそうです。ただ、出力1000Wのハイパワータイプは2399ドルします。1000Wはすごいです。ヨーロッパのS-Pedelec規格でも最大500Wまでとなっていますから、その倍。さすがアメリカ。

1回のチャージで約80キロ走行できます。「エクストラ・ブースト・スロットル」というボタンが左手グリップのあたりにあり、これを押すとぶっ飛ぶようです。

Gi FlyBike

未来を感じさせる、とてもスタイリッシュなデザインです。スタイルだけではなくて、機能もかなりイケています。

まず、「1秒でたためる」のです。ボトムブラケット付近のボルトを外し、ちょっと持ち上げれば簡単にたためます。国によっては、たたんだ状態で鉄道に持ち込めますので、機動性が高まります。

1回のチャージで約64キロ走行可能。ステムのあたりにスマートフォンをマウントするアダプターが標準装備されており、ここにスマホを載せてGPSナビゲーションほか、さまざまなコントロールが可能です。

パンクしにくいタイヤを採用。駆動には、チェーンではなく油汚れしないシリコンベルトドライブを用いています。前後に装備したライトは、状況に応じて自動点灯するスマートライト。さらにスマートフォンと連動した認証ロックが可能です。

「これは欲しい!」と思いませんか。日本からも輸入可能ですが、現地価格が2978ドルとすでに高く(約30万円)、関税や送料を考えるとかなりの金額になってしまいそうです。

Riide

26インチホイールのクロスバイク型電動アシスト自転車です。

1回のチャージで約40キロ走行可能。電動アシスト最高速度は時速約32キロ。重量は約18キロ。

特にこれといったインパクトのある特徴はありませんが、現地アメリカでは月極リースが行われているところが少しおもしろいです。買えば1台1999ドルのところ、リースは月額79ドルで、無制限のメンテナンスサービスと盗難保険が付きます。日本円にすると8000円以上。あまりお安くはない気がしますが、Riideのホームページでは「自家用車、バス・地下鉄、タクシーみたいに渋滞に悩まないし混雑しないし遅れないし、こっちの方が安いよ」と謳っています。それはそうかもしれませんね。

The Koben

こちらもアメリカ発の26インチホイール・クロスバイク型電動アシスト自転車です。クラウドファンディングで出資をつのる形で販売されました。

1回のチャージで走れるのは約40キロと、上のRiideと基本性能は似たところが多い機種です。ただ、バッテリーとモーターが小型軽量という部分を売りにしています。たしかに、ぱっと見ではモーターがどこにあるのか、すぐにはわかりません。モーターはボトムブラケットのあたりにあります。そこから後輪を駆動する形。

ユニークなのは、アメリカ車にしてはスピードをあまり売りにしておらず、ブーストが「登攀力」に重点を置いているところです。右グリップにシフターがありますが、これを回すと坂道の急さに応じてシフトチェンジしていることが表示され、おもしろいです。

ここでは7機種、紹介してきました。一部は日本にも輸入できるようになっていますが、海外からのお取り寄せはやはり高くつきます。それに、そのままでは日本の道交法では原付自転車扱いになって、免許とごついヘルメット、自賠責保険が求められます。逆に言うと、それらさえあれば乗れるわけですけどね。

でも少々お高い……。

さて、気を取り直して、次の記事でも引き続き電動アシスト自転車の最新機種を紹介します。

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