電動アシスト自転車の最新動向 10 日本国内で乗れる電動アシスト自転車・1 ヤマハ パナソニック YPJ-XC YPJ-ER YPJ-EC YPJ-TC ジェッター ハリヤ MBT・XM1

電動アシスト自転車の最新動向 10 日本国内で乗れる電動アシスト自転車・1 ヤマハ パナソニック YPJ-XC YPJ-ER YPJ-EC YPJ-TC ジェッター ハリヤ MBT・XM1

スポーツ

日本国内で乗れる電動アシスト自転車・1

さていよいよ、日本国内で乗れる電動アシスト自転車の注目株に参りましょう。老舗のヤマハ発動機、パナソニックから見ていきます。

ヤマハ発動機2018年モデル

ヤマハ発動機は電動アシスト自転車では最古参。主婦向け実用車を中心に豊富なラインナップで製品を展開してきました。

法規制のため、日本ではスポーツ・レジャー向け電動アシスト自転車の開発は立ち遅れましたが、ヤマハ発動機は他社に先駆けて2015年にロードバイクタイプの「YPJ-R」を発売しました。ヒルクライムを楽しむファンライダーに歓迎されています。

そのヤマハ発動機の2018年モデル4機種を見て参ります。

マウンテンバイク型「YPJ-XC」

ドライブユニットはマウンテンバイクの走行に特化して新開発した「PW-X」を採用。ライダーのペダリングに素早く反応し、乗り手の意のままにパワフルな走行が楽しめる「EXPW(エクストラパワー)モード」を用意し、エクストリーム・トレイルにも余裕をもって対応します。

液晶ディスプレイとして、バッテリー残量の他、速度や消費カロリー、ペダリングパワーなど、豊富な情報量を見やすく表示する「コンパクトマルチファンクションメーター」を搭載。走行モードには、「エクストラパワー」「ハイ」「スタンダード」「エコ」「プラスエコ」「オフ」の6モードがあります。

コンポーネントは、シマノ製SLXのリヤディレイラー、シフトレバー、大径油圧式ディスクブレーキなどを、フロントサスペンションにはROCKSHOX社製のRECON GOLD(トラベル長120ミリ)を装備します。

 

ロードモデル「YPJ-ER」および「YPJ-EC」

YPJ-ERは、大容量バッテリーにドライブユニットPWseries SEを搭載。コンポーネントにはシマノTiagraを採用。油圧式ディスクブレーキも搭載しています。コンパクトなマルチファンクションメーターやバッテリー電源によるヘッドランプなども標準装備。

YPJ-ECは、YPJ-ERのフラットバータイプ。バッテリーやドライブユニットはERと同じものを搭載。リヤキャリヤやフェンダーなどのアクセサリーも装着可能。コンポーネントはシマノSORAを採用しています。

 

トレッキングバイク「YPJ-TC」

YPJ-ECから派生したフル装備のトレッキングバイクです。YPJ-ECにフロントサスペンションやテールランプ付きリヤキャリヤ、フェンダー、サイドスタンドなどを追加装備し、快適性と実用性を向上。通勤から自転車旅などのロングツーリングまで対応します。

 

パナソニック

パナソニックはフラットバーのオンロードタイプ、「ジェッター」と「ハリヤ」、そして電動アシスト付きマウンテンバイクとしては国産初となる「XM1」を発売しています。順次ご紹介します。

ジェッターとハリヤ

2015年に登場した2車種ですが、2017年モデルが現時点で最新モデルとなっています。

2017年モデルではバッテリーについて、35%大容量化しつつ、体積を22%減とする改良を施しています。

ジェッターは700×38Cのタイヤを装着。前後輪ともに雨天時でも制動力が低下しにくいディスクブレーキを採用しています。変速機構は外装8段。コントローラーと一体化したサイクルコンピューターも標準装備です。

一方、ハリヤは26インチタイヤを装備、外装7段の変速機構です。路面からの振動を吸収するフロントサスペンションを装備。マウンテンバイクを意識したデザインになっています。

価格はジェッターが15万円、ハリヤが12.9万円です。

両者に共通する問題点があります。値段が上記のように、ややお安くなっているわけですが、その分、正直言ってパーツは安物になります。その影響もあって、両者とも重量が20キロを超えます。

また、バッテリーがシートチューブの後に配置されているため、チェーンステー(ボトムブラケットから後輪ハブ受けまで伸びているステー)が長くなります。スポーツ車は一般にチェーンステーが短い方が運動性が良くなるとされますので、パナソニックは既存の実用車向けモーターアシスト機構を応用することでコストを下げる一方、スポーツ車としての性能を犠牲にしているところは否定できません。

ジェッターについてさらに言えば、値段が16.6万円から下がったこととバッテリーの容量が大きくなったこと、前後輪にディスクブレーキを搭載したことは改善点ですが、変速は10段から8段に減り、液晶ディスプレイからは走行距離、平均速度、最高速度、積算距離、カロリーの表示が無くなり、本体重量が若干増加しているといった点ではダウングレードされています。

 

国産初の電動アシストMTB・XM1

2017年9月にリリースされたXM1は、欧米では市民権を得ている電動アシストMTBとしては国産初。ドライブユニットはスポーツ車向けに新開発したものを採用し、バッテリーもダウンチューブと一体化するように配置し、チェーンステーも短くなりました。こうした面で「ジェッター」、「ハリヤ」の問題点を改善しています。

タイヤは現在MTBの主流になっている27.5インチ。外装10段の変速機構を搭載。フロントフォークにはトラベル長100ミリのサスペンションを装備しており、これはロック機構付きで、舗装道路ではロックしてサスペンション動作によるパワーロスを防げます。

また、前後輪に油圧ディスクブレーキを装備して安心の制動力を提供。アシストモードのコントローラーは液晶ディスプレイと分離して左手グリップ近くに配置され、使い勝手が良くなっています。

まずはヤマハとパナソニックをチェックしました。次の記事ではその他の製品を見ていきます。

 

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